1976-05-21 第77回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第6号
しかしながら、ダムのあるところ、たとえば物部川の上流にあります永瀬ダム、ここには物部村という村がありますが、現在崩壊個所がつい最近の雨でも十三カ所起こっています。
しかしながら、ダムのあるところ、たとえば物部川の上流にあります永瀬ダム、ここには物部村という村がありますが、現在崩壊個所がつい最近の雨でも十三カ所起こっています。
永瀬ダムは、これは多目的ダムでありますが、その辺の関係は十分当初におかれまして調整されておるわけでございます。ただ、いろいろ現地に参りまして調べておりますると、先ほど大臣が申し上げましたように、治水の方に重点がおかれて、早く水を出してしまうものだから、発電に使われるのがどうも割合少いというふうな声もあるようでございます。これはそういう声があるということにお聞きを願いたいと思います。
これは総じて、総合開発計画の基礎調査が不十分である、関連事業の基本計画の不備と、連絡の不徹底に起因するものであると私は信じておりまするが、この事例をたくさん私は申し上げたいが、しかし、時間の関係もありまするから、まず所管大臣から、佐久間ダム、利根川水系の藤原ダム、北上川水系の湯田ダム、宮城県の鳴子ダム、高知の永瀬ダム、熊本県の市房ダム、白川改修等々につきまして、十分調査されていると思いまするが、まず
又栃木県におきまして鬼怒川の上流に五十里のダムを造つており、又高知県におきまして物部川の上流に永瀬ダムを造つております。なお北海道におきましては、幾春別及び芦別の両個所におきましてダムの建設を始めておる、こういうような状況になつております。それに加えまして昭和二十七年度におきましては、利根川の上流の群馬県内におきまして藤原という所にダムを建設する予定であります。